« 2009年1月 | トップページ | 2009年4月 »

2009年3月

政治の混迷に思うこと

 桜の開花情報も昨日九州で今年初めて開花したとの気象庁から発表があった。今年は1月が寒くて2月は平均気温が高かったため、3月21日ごろからと開花の時期と例年より1週間ほど早まるそうである。

 さて、混迷を深めている政局であるがつい先月頃は与党の麻生政権は18%まで支持率が低下して、衆議院選挙では麻生首相とのツーショットでは選挙に勝てないと、ポスターの写真撮影に誰と撮るかが話題になったりしていたが、3月に入って地方検察局特捜部による民主党党首秘書の政治献金偽装問題で、にわかに永田町周辺が騒がしくなってきた。新聞やNHKの世論調査によると野党民主党の東北地方の建設工事受注便宜にからむ政治献金疑惑については、厳しい見方が広がり今まで今度の衆議院選挙では、野党の民主党が政権奪還かとの予測が多かったがここに来て少し雲行きが怪しくなってきている。

 小沢党首の強気の発言とは裏腹に、政治献金疑惑は一向に疑惑を払拭できず、地検特捜部の秘書の起訴が拘留期限までに出されるか否かが注目の的となっている。
 世論調査に見られる様に、政治家の献金疑惑については国民の目は厳しいものがあり、通り一遍の説明で国民が納得する程甘くはない事を肝に銘じておくことである。与党自民党にも同様の政治献金疑惑を受けた有力議員もいて、今のところ野党の敵失にはだんまりを決め込んでいる不思議な政治の世界である。

 昨年から続く、この未曾有の世界大不況のさなかに日本の政治は思い切った経済対策が打てづに、計画は決めても国会承認の問題でなかなか実行に移せづ対策が、他国に比べて後手後手の有様である。大手企業の業績不振から人件費抑制のため非正規社員や派遣労働者の契約打ち切り(雇い止め)が全国的に拡大し、多くの解雇された労働者が住まいも、その日の食費にも困り救済を求めて地方自治体や職業安定所に駆け込んでいる。労働者の雇用を守るため一部企業ではワークシャリングによる解雇防止と実質的な賃金引き下げに伴う補填策を、政府の雇用・失業対策(雇用調整助成金)に期待した申請が増えているといわれる。

 先日新聞を読んでいたら、お隣りの韓国では低所得者や生活困窮者に対して月々5万円ほどのお金とクーポン券を支給して生活支援を実施するそうだ。日本国内ではもめにもめた定額給付金が漸く3月~5月ごろに全国で支給が開始されるようだが、国民全員に一律支給するよりもう少し工夫をして、本当に生活に困っている人々を救う手段に大枚2兆円のお金を有効活用できなかったのかと素人ながら、今でも疑問に感じている。

 このところTVを見ていても、暗い報道が多すぎる。日本は既に少子高齢化社会に入っているといわれるのに、これから将来を担う子供達の生活が低所得者の家庭では、一家の主が失業で子どもが病気をしても医者にもかからせられない、仕方がないので学校の医務室で手当てを依頼しているとか、子どもが高校に進学しても授業料が払えなくて経済的な理由で中途退学せざるを得ない状況である。しかたなくアルバイト先を探そうとしても高校中退ではアルバイトにも付けないなど全く悲惨な状況である。

 NHKの取材によれば子どもの中学校卒業まで医療費の県内無料の制度を群馬県で平成10年度には導入するそうであるが、これは全国レベルでは本当に稀な例でそれさえも、実施年には県の税収不足で問題を抱えていると事であった。

 この様な時こそ、政府が子どもの教育や医療問題にキチット対処できる予算の重点配分など緊急にすべき事ではなかろうか?いっその事、中学校までの義務教育制度を改めて高校まで義務教育制度に改め、幼稚園・小学校(8年間)と中・高等学校(7年間)の二つの義務教育期間に変更してはどうかと思う。特に中学から高校に入学するまでに高校入試の受験勉強に多くの時間を費やし、本来若者がこの青春期に自我を確立するこの時期を大切にしたいと思う。

 従来の日本の外需(輸出)に70%近く依存した経済政策をもう少し内需拡大の手を広げて、高齢者が多い農業や林業、漁業など人材不足の部門に、中高年の失業者やフリーターなど若者の雇用確保に大胆な予算配分をするなど考慮すべき時期ではないかと思う。

 以前、報道で取り上げられていた日・インドネシア経済連携協定に基づくインドネシアから受け入れた約200名は日本語の研修を終えて、全国各地の老人介護施設に派遣され各地の施設で実務についている。日本語研修を終えた人達の半数が介護士で特別養護老人ホームで受入、残りは看護師として病院で受入(インドネシアでは看護士資格を有している)されているが、この4年間に日本語で1回限りの受験で合格し介護士資格を取らなければ、結局、本国に帰国しなければならないと言う。

 どうも良く分からないのは厚生省が本気で不足する介護士を補うため外国人の介護士を受け入れるつもりがあるかである。(介護資格が必要であればせめて母国語で受験でき、介護事業所での業務に差し支えが無いかの専門用語と日常会話レベルの検定を行えば良いのではないかと思われる。)介護を受ける日本の老人も同じ日本人に介護を望んでいるのが本当のところではないだろうか。

 実際に介護の現場で人材が不足しているのに人が集まらないのは、他の労働者と比べて余りにも給与水準が(平均的には10~15万円ほど低い)低く、いくら介護の仕事にやり甲斐を持っていても、将来の生活設計が描けない様な制度ではこの問題は解決ができない。国や県は高齢者対策や若者の雇用確保対策として、介護分野に思い切った予算を振り向け、少なくとも給与水準の不足する部分は補助金として介護者が直接受給できるような仕組みを検討すべきであろう。(この直接受給の仕組みは介護事業者に支給しても途中で中抜きされる恐れがあるからである。)

 こうして、ブログを書いているといつの間にやら”ボヤキ”の口調に陥っているのは情けないが、多分読者の多くの方々も同じ様な感想を抱いておられるのではないか。世の中の不公平感、弱者切捨ての無策な政府など問題解決が出来ない閉塞感に苛立ちを覚えているのではないでしょうか。

 最後に、少し明るい話になるかもしれないが、先週の株式市場を見ているとアメリカの金融機関が従来予想を上回って収益が改善しているとか、小売の販売が意外と底堅いなどの要因で、先週は4日間連続でダウ平均は上昇し7,223$まで回復した。その影響で日本の株式市場も大きく値上がりし、週の初めに日経平均7,054円で一時は7,000円を下回ったが、週末には7,569円とかなり持ち直してきている。日経平均の25日移動線(7,488円)を少し上回ったからと言って、本格的な相場上昇に繋がるとはまだ思えないが。

 世界的にも自動車メーカーの生産工場の縮小や急速な在庫調整も進み、年後半には生産もかなり持ち直すのではないかと期待がされている。川上の自動車産業が持ち直せば、川下の素材産業にも生産回復の兆しも出てきて、国内産業も年央から年末頃にかけ産業の回復が期待される。この様な時期に産業を牽引するのはやはり技術革新が進んでいる先端産業分野であろう。

 ホンダやトヨタが2009年~2010年にかけて200万円を切ったハイブリット車を市場に投入し、既に価格面で200万円を切って先行しているホンダのハイブリット車の受注が好調であると報道されている。また国の補助金が出ている家庭用太陽光発電装置が好調である。環境に関連した風力発電、海水の真水化、水の浄化装置、土壌汚染を解決するナノサイズの鉄の粉末が今まで困難であった土壌汚染を低価格で提供できるといわれ、更にダイオキシンなど猛毒の分解にも有効であると報道されており、世界的な環境ニューディール政策に適合できる技術力を持った企業がこれから成長し、生き残っていくの行くのではないだろうか。

 幸い、日本の環境技術については世界的にも技術力や研究で先行しており、この分野に関連した多くの産業が新たな事業の芽を生み出していくのではないかと期待をしたい。

(富夫)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

緊急入院と健康管理のこと

  Ambulance010 2月は例年に比べて比較的暖かい日が続いたが、月末には今年初めて少し雪が積もった。暦の上では春になったわけであるが3月半ばを過ぎるまでは寒暖の差が大きい日が続くのではないだろうか。

 さて、私事で恐縮だが1月下旬に自宅で突然胸が苦しくなって息が出来なくなる緊急事態に追い込まれ、近くの鎌ケ谷総合病院に救急車で担ぎ込まれる事となった。検査の結果は心筋梗塞と診断され緊急手術が行われて一命を取り留める事が出来た。Doctor010 後で主治医の先生から手術の結果を伺うことが出来たが、説明によれば心臓の血管の1本が完全に詰まっていたということで、他にも血管が細くなっている箇所が4ヶ所ほどあって2回の手術を受ける事となった。手術は足の付け根部分からカテーテルを挿入して血管の詰まっている部分にバルーンを膨らませて血流を確保し、次にステント(金属でできた小さい網目模様の筒)を挿入固定して血管の中に血流を確保する手術である。

①関連サイト:心臓病の初期症状・カテーテル治療! http://www.youtsutaisaku.com/gaten145.html

②関連サイト:カテール治療の実際-風船治療とカテーテル治療
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamph/pamph_44/panfu44_02.html

 Heart011 幸いにも、自宅で倒れてから緊急手術を受けるまでの時間が短くて済んだために心臓へのダメージが少なくて済んで、術後の回復状況は良好と言われて約2週間余りで退院する事が出来た。

 現在も自宅でリハビルを続けているが、退院した後で気づいた事はわずか2週間少しで、病院のベットで寝てばかりいると足の筋肉が急速に衰え歩行が困難になると言う事である。そこで退院後1週間後くらいから歩行訓練を兼ねて自宅の周辺を歩く訓練をしたのだが、暫く歩いていると足のふくらはぎ部分の筋肉がつっぱる感じで痛くなって歩行を中断せざるをえなかった。今週も退院後に定期健診で主治医の先生に退院後のリハビリ状況を話したら、まだ心臓に負担を掛ける運動は控えて安静にしていて下さいと注意されてしまった。

 どうも、私のような高齢者は足の筋肉が衰え早く歩行訓練を自主的に行って筋力回復が大切と、後先を考えずに直ぐに行動に起してしまう傾向があるらしい。
 しかし、健康管理で一つ入院によって良い結果が出た事がある。それは以前からメタボと診断され、血糖値や血圧が高く4~5年前から2種類の薬を常に服用していたのである。入院生活で完全にカロリーコントールをされた食事を、日に3回頂いて間食はその間全く無く2週間ほど摂取していると、お医者さんから以前より指導を受けていたにも関わらずなかなか体重が減量できなかったが、退院する頃には何と3Kg減量ができて70Kgまで体重が下がった。

 退院後は自宅でも食事の量や塩分摂取に気を使って、調理してくれるので間食も極力摂らずに今のところ70Kgの体重は維持して、出来れば65Kgぐらいにまで更に減量したいと思っているこのごろである。私の適正体重は62Kg程度と言われているので、まだ目標値には程遠い状況であるが入院生活によって体重減量の可能性が見えてきたという良い面もあった。

 それにしても、このような生命に関わる緊急事態になった時には、近くに救急医療受入態勢の病院がある事は本当に心強いと思った。この鎌ケ谷総合病院は昨年開業し、鎌ケ谷市内だけでなく周辺市町からも救急患者を多く受け入れている病院の一つである。医療用設備も最新の設備をそろえ、救急医療現場の先生の人数も充実している。特にこの病院は心臓病や脳梗塞など高度医療技術の面で進んでいると後ほど話を聞いた。

 私の場合も緊急手術後3日間ほどICU室でお世話になったが、当直の看護士さん達も24時間交代勤務体制で患者のケアーを担っている大変なお仕事だなぁ~と改めて感じた次第である。

 話は変わるが、今回の緊急事態で入院中に感じたことは、もし私が心筋梗塞でそのまま帰らぬ人となっていたら、その後家族はどう対応していただろうかと思った。
 年金生活者の身である我が家の財産は、ほんの僅かばかりであるがその財産管理はいままで自分一人で行っていたため、もし不測の事態となれば家族はどこにどのように財産管理が成されているのか、又本人が使用しているクレジットカードや取引銀行口座、その他本人しか知らない各種の契約状況などが、全く分からない状況では残された家族もパニック状態に襲われ、あとでこれは大きな問題だと気づいた。

 団塊世代の人たちも、既に60歳台に入って年金生活を始める方も増えてきている。自分はまだまだ健康には自信があると思っていても、メタボ症候群の兆候のある人は夢々自分の健康には自信があると思わない事である。

 年に1回の定期健康診断と出来れば脳や心臓及び内臓のMRI検査を受けるなど日頃の健康診断が必要であると、今度の緊急入院を期につくづくとその定期健診の必要性を認識した次第である。

 自分の健康管理を怠ったために、残された家族に後々生活の苦労を掛けるのはできるだけ避けたいし、60歳代に到達したら皆さんも万が一の事を考えて、自分の家の財産管理の内容や後処理について整理記載し、前もって家族(少なくとも奥様とは)と共に情報を共有する事の大切さをつくづく感じた次第である。

楽生

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年1月 | トップページ | 2009年4月 »