学生の自発的活動に触発されたこと
今年も残すところ2週間余り、読者の皆さんは今年一年どんな年を過ごされたでしょうか?
筆者もNPO活動に時間をとられて、このブログへの投稿も7月以来しばらく途絶えてしまいました。
いままで、環境問題やら団塊世代の定年後の生活スタイルなど感じたことをブログに書いてきました。
今回の書き始めは、やはり「温暖化ガス」の削減目標の進展状況をとりあげます。
先週からインドネシアのバリ島で開催されていた「地球温暖化防止を話し合う国際会議(COP13)」が閉幕し、2013年以降の新たな温暖化ガス削減の枠組みが2009年末を交渉期限として「バリ・ロードマップ」の行程表が採択された。環境意識が高く温暖化ガス削減に積極的な取り組みをしている欧州が高い削減目標値の設定を迫る一方、数値目標設定に反対する米国・日本とインド・中国など主要排出国が削減に難色を示したことから、採択に至るまでに土壇場まで交渉が長引いた。しかし京都議定書後の枠組み作りで何とか日・米・中国・インドなど主要排出国が全て参加する事が決まったことで、来年7月日本で開催される環境サミット(北海道洞爺湖サミット)で具体的な削減目標が新たに設けられ、2050年には世界全体の温暖化ガス排出半減の実現を望みたい。
(注1:京都議定書の削減目標=2008年から2012年までの期間中に、先進国全体の温室効果ガス6種の合計排出量を1990年に比べて少なくとも5%削減すること 注2:引用=フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
地球温暖化に伴って、途上国でも大きな問題となっている洪水や干ばつ被害防止のための資金提供や、環境対策のための先進国から移す技術移転など、ようやく世界の国々が今人類が直面している地球規模の温暖化防止について、協力しようと合意ができた。
早くから世界の科学者はオゾン層の破壊に続く、地球温暖化に警鐘を鳴らしCO2を削減する国際協調を求めていたが、各国の利害対立で削減合意に至らなかった。温暖化ガス削減取り組みの必要性を世界中の人々に訴え、世論の動向が各国政府の削減取り組みに影響を与えたのは、アメリカの元副大統領アル・ゴア氏の「不都合な真実」の映画とノーベル平和賞と受賞記念スピーチであろう。政治的な影響力がある人物が発言し、世界の国々を温暖化ガス削減の方向に動かせたのは政治の力と言える。
さて、今月のテーマ「学生の自発的活動に触発されたこと」について、触れたいと思う。
これは、鎌ケ谷市内に在住する同級生が再会して「鎌ケ谷市のお財布事情は、どうなっているの?」と言う疑問をきっかけとして、学生達が集まって「ザイバク計画2007」プロジェクトが始まり、来年3月には鎌ケ谷市の財政事情を調査した「ザイバク計画2007」白書を発行するために調査・取材活動を続けており、これら学生の活動が朝日新聞(11月7日(水)付け)に取り上げられ「財政白書住民の手で 決算を分析・街を取材・・20市町超す」との見出しで新聞に掲載された。
先日も、これら学生の活動を支援する方から紹介されて、地元でのNPO活動や鎌ヶ谷市の行政や町についての感想など聞かれたので色々と話をする機会があった。この「学生による財政白書プロジェクト」代表者の池田さんと渉外を担当する芝田さんは大学4年と3年生の女子学生。二人で鎌ケ谷市の財政事情を調べてみようと計画し、彼女達の計画に力を貸してくれる学生に呼びかけたところ直ぐに8名ほどが集まって活動をはじめたとの事。どこにその様なパワーを秘めているとかと驚くばかり。
「ザイバク計画2007」ホームページのURLは下記に記載しました。http://www.geocities.jp/zaisei_kamagaya/
来年3月の「ザイバク計画2007」白書作成のため、12月15日(土)公民館で彼らの中間報告会と参加した市民30名ほどの座談会が開かれた。
代表者の池田さんから、これまでの活動報告と「ザイバク計画2007~鎌ケ谷のお財布事情」白書で取り上げる大まかな項目について、それぞれ各テーマを担当する学生達から説明がなされた。続いて市民との「暮らしの座談会」に移り鎌ケ谷市の特徴や、白書に載せたいテーマなどについて学生達を交えて意見交換を行った。約1時間ほどの座談会であったが参加した市民の方の意見も結構活発で、制限時間内に討論して結論をまとめるには少し時間が足りない感じを受けた。
鎌ケ谷市に住んで、町の良いところ、改善してもらいたいところ、町の特徴など色々意見が出たがこれは来年3月に発行される白書に学生達が市民の意見を汲んで、どのようにまとめてくれるか楽しみである。
この座談会に参加した市民の、感想としては:
1.学生達が自分達の住む市の財政事情について疑問に思い、学生の卒論テーマでもないのに市の財政事情について調べてみようとする彼らの行動力と心意気はすごい!
2.実社会での経験がまだ少ない学生達が、どのような白書をまとめてくれるか楽しみだ。
3.今月鎌ケ谷市の市報(12月15日号 No.981)に「行財政改革」取り組みについて特集が組まれて、平成19年度も財源不足が深刻化し、平成20年度の予算編成についても緊縮財政で行財政改革に取り組む姿勢を示している。学生達の白書がどれだけ市の行財政改革に反映されるか分からないが、彼らのプロジェクト活動で白書が発表された後、それを見た一般市民や行政の方、市の議員さん達がどう行動に移してくれるか関心を持って見守りたい。
4.学生達の白書作りを機に、税金を払っている一般市民の方たちが市政に関心を持ってくれる良い機会になるだろう。
5.参加者は学生達の白書作りの行動を全面的に支持している。
これからも、地元の学生達が始めた「学生による財政白書プロジェクト」の活動を見守り、折に触れこのブログでもその後の活動状況についてお知らせしていきたいと思う。鎌ケ谷市の学生達の「財政白書作り」の報道を見て、宮崎県の広告塔を担っている東国原知事のお膝元でも、鎌ケ谷市の学生活動に触発されて県下の学生達の中にこのような動きを始めようとするところが出てきているようである。
(S.K)
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