大きな変化が起こるのか今年の寅年
明けましておめでとうございます。
皆さん今年はどのような初夢を見られたでしょうか?
年が明けて、お正月の間に広告や新年の特集号など分厚い新聞を読んでいますと、日経新聞に「次の10年へ 未来を読む」記事が掲載され、2010年から2020年にかけての各分野ごとの技術動向や社会変化などを予測しています。
筆者は、このお正月に「100年予測」と題した単行本を読みました。
著者はジョージ・フリードマン 早川書房出版 定価1800円+税
副題に”世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図”とある。
中身は地政学に基づいた、20年単位の世界の政治・覇権国家の変化予測を示している。この中で何故か2050年には日本・トルコ・ポーランドが力を蓄えアメリカと戦争と書いている。感想としてはこの本の前半くらいまでは地政学に基づいた分析がなされる。
覇権国家アメリカから見た、世界の人口動態推移に基づく地域覇権国家の国力衰退と勢力地図の変化など、成る程と思わせる記述部分もあるが後半部分からは、日本を過大評価しすぎているのではと思うほど未来予測が飛躍して、とても終盤辺りには付いていけない記述もある。まぁ~100年先の事だから何を書いてもいいとは言うものの、現時点は荒唐無稽のストーリーかなと思う内容であった。
現在国民が感じる日本の閉塞感を思うとき、1990年初頭に起きた日本のバブル崩壊以後、日本経済は失われた10年とか、21世紀に入って世界の新興国や欧米諸国が成長する中、日本は経済成長が停滞し国民の間に収入の減少や所得の格差の拡大、いつ自分に降りかかるかもしれない解雇・失業への不安など、将来への漠然とした不安感が世の中を覆っているようだ。
昨年民主党連合へと政権が変わって「コンクリートから人へ」の方針の下、新年度から実行される予算執行に伴って国民生活の改善が期待されるが、国民福祉に投入する安定的な予算獲得の見込みが難しい中、将来にわたってセイフティーネットの保障が継続できるのか一抹の不安が残る。
今回の予算編成(2010年度)の過程で徹底したムダを省く公開審査は、国民に一定の評価を得たが、税収の面で今後4年間も消費税問題を避けて通れるのか疑問に思われる。
政権交代の後、100日を経過して国民の厳しい見方が増す中いままで国の成長戦略が見えないと、多くのマスコミや学者、経済界から指摘されていたが、漸く鳩山政権として先日(12月30日)日本の新成長戦略を国民に示した。
その概要は、2020年に名目GDPを650兆円に拡大させ平均で、名目成長率3%、実質成長率2%を上回る成長を目指すと示された。
新成長戦略の主な中身として:
①環境・エネルギーで2020年までに環境関連新規市場50兆円、140万人の新規雇用
②健康(医療・介護)2020年までに医療・介護・健康関連サービスで新規市場約45兆円、新規雇用約280万人
③アジア経済戦略で2020年までにアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)を構築
④観光立国・地域活性化では訪日外国人を2020年初めまでに2500万人に。経済波及効果約10兆円、新規雇用56万人。
⑤科学・技術立国では2020年度までに官民の研究開発投資をGDP比4%以上に。
⑥雇用・人材では2020年までに若者フリーター約半減、ニート減少、女性M字カーブ解消、若者・女性・高齢者・障害者の就業率向上のため就労環境整備に集中的に取り組み、失業率は中期的に3%台への低下を目指すとある。
しかし、現段階では項目と目標値のみで、その具体的実現策や実行計画が示されておらず、その中身は2010年6月めどに最終とりまとめを行い、成長戦略実行計画(工程表)を策定するとある。
いずれにせよ、日本国内の少子高齢化は世界で最速で進んでおり、新たな日本の成長戦略を具体的に進める中身と実行計画を示し、国民に将来の日本に希望が持てる政策を着実に実行してもらいたいものだ。経済界には日本の政府が企業に対し国内で事業を継続する魅力(法人税の減税、各種規制の緩和、フレキシブルな雇用形態など)が無ければ、グローバル市場競争の中、日本国内にあえて事業拠点を置く必要もないと極言する企業もある。
民主党マニフェストを忠実に実行する意向を、政権発足後も鳩山首相は約束したが結局、国内の経済状況(デフレーション)を再確認し軌道修正をせざるを得ない状況に追い込まれた。足元では政治献金問題が国民の間に今も不信感が燻っており、実力者といわれる小沢幹事長も政治献金問題の決着が付いていない。
今年の7月には参議院選挙が行われるが、政権発足後10ヶ月を経て果たして与党連合の議席数が増えて、議会で安定多数を占めることが出来るのか、はたまた野党自民党の巻き返しが実現するのか、国民も無関心ではおられない。
(投稿:M太郎)
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世界の平和維持についても前ブッシュ大統領とは異なり対立国に対しても対話路線を表明、また前政権では米国経済の成長に深刻な影響を及ぼすと京都議定書にも加盟せず、超大国としての責任を回避していた地球温暖化防止についても、今年12月7日から18日まで2週間にわたりデンマークの首都コペンハーゲンで開催されるCOP15(気候変動枠組条約第15回締約国会議)の国際会議へオバマ大統領が出席し超大国の責任を果たすため米国の削減目標を発表するという。 また、従来は先進国にCO2(二酸化炭素)の大幅な削減を求め、自国の経済成長に不利な環境規制には反対の立場をとっていたインドや中国も、今回は独自の削減目標を表明している。
10月26日から11月30日までの36日間、与野党逆転して初めての臨時国会が開催された。27日の鳩山由紀夫内閣総理大臣の所信表明演説は歴代最長の52分にわたる演説が行われた。対する自民党の谷垣禎一総裁より野党の代表質問が行われた。鳩山首相からは戦後長らく続いた自民党政権が、今回の選挙で政権交代し明治維新に次ぐ平成維新だと、脱官僚を意識した自分の言葉による平易な所信表明であるが、中身のあいまいさと冗長性が否めない。
麻生内閣もようやく7月21日議会を解散し、8月18日選挙公示、30日投開票のスケジュールで衆議院選挙戦モードに突入した。マスコミによる支持政党の世論調査でも前回の参議院選挙で与党が大敗した流れは変わらず、衆議院選挙戦でもこの流れは変わらず、むしろ一層流れは強くなってきているようだ。国民の大方の思いが今度は一度野党に政権をゆだね、所得格差・年金問題・医療費問題・失業問題など将来に対する不安が大きなこの社会で、何とか将来に希望が持てる打開策を示して欲しいとの気持ちが、政権交代を期待する流れに向かわせているのではないだろうか。
6月の千葉市長選挙では、民主党が推薦する若干31歳の熊谷俊人氏が大方の予想を覆し千葉市長に選ばれた。4月は名古屋市長選挙で、5月はさいたま市長選挙で与党の推薦する候補が破れ、これで3連敗となる。次は静岡県知事選挙が7月5日投票日を控えている。首都圏の大票田である東京都都議選は7月12日が投票日となっていて、9月に衆議院の任期満了時期に合わせた前哨戦が俄然注目される。
今世界で話題をさらっているインドのタタ自動車の「ナノ」620ccクラスで22万円で今年から販売されると言う。昔日本の自動車市場(今から40年~45年ほど前)で国民の所得が上がり普通車購入が出来る時期が到来するまでの間、スバル360やホンダN360などの軽自動車が良く売れたが、世界の新興国市場では当時の日本の自動車市場の環境に当たるのだろう。

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